エマニュエル駐日米国大使の表敬

公明会館で、ラーム・エマニュエル駐日米国大使の山口代表への表敬訪問に陪席しました。同大使は、就任前はシカゴ市長として、数々の改革を成し遂げてきた方です。ウクライナ問題、女性活躍、子ども政策など、率直な意見交換がありました。

(以下、2022.3.3付 公明新聞より引用)

【日米、手を携えて協力/エマニュエル新駐日米大使が山口代表を表敬/ウクライナ危機、結束しロシアに対処】

公明党の山口那津男代表は2日、東京都新宿区の公明会館で、新任のラーム・エマニュエル駐日米国大使の表敬を受け、会談した。石井啓一幹事長、古屋範子副代表、谷あい正明国際委員長(参院幹事長)が同席した。同大使は、下院議員を経てオバマ政権で大統領首席補佐官、2011~19年にはシカゴ市長を2期務めた。駐日米大使はウィリアム・ハガティ前大使が19年7月に離任後、空席となっていた。


■「歴史上、今が重要な時期」

 冒頭、山口代表はエマニュエル大使の表敬を心から歓迎し、「日米両国の関係が極めて重要な時期であり、国際情勢もそれを要求している。その時に経験豊かな大使を迎えることができたのは安心と喜びだ」と述べ、今後の活躍に期待を寄せた。

 エマニュエル大使は謝意を表明し、「日本は米国の友人、パートナー、同盟国であり、インド太平洋でとても重要な国だ」との認識を表明。日米同盟の強化に向けて公明党が尽力してきたことに言及し、「今は歴史の中で転換点となる重要な時期だ。日米両国が力を合わせて知恵を出し合い、日米関係、日米同盟を強め、手を携えていきたい」と強調した。

 日米の協力強化に向けては「両国の意見に相違があっても平和などの目的は変わらない。共通の目標に向かって率直に対話を続けていきたい」と述べた。

 ロシアによるウクライナ侵攻を巡って山口代表は「日米、国際社会が結束し、不当で違法なロシアの振る舞いをやめさせなければならない」と指摘。ロシアに対する各国の制裁に触れ、「各国の結束を乱さず、違法な行いには報いがあることを国際社会に示さなければならない」と力説した。

 その上で「これらの課題を乗り越えて次の時代の新たな協調、秩序を力を合わせてつくっていかなければならない」と訴えた。

 国際社会での日本の役割についてエマニュエル大使は「日本は国際社会から見てリーダーの役割を果たしている。日本の強い政治には公明党の力が必要だ」と力説した。

 山口代表は、自公連立政権について「自民党とパートナーの公明党はこれからも強い絆で日本の政治を運営していく」と強調。自公連立政権が約20年も続く中、「お互いに意見が違っても議論を尽くして最終的に合意をつくる知恵がある。これからも、その関係は変わらない」と語った。

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