世田谷 産後ケアセンターを訪問
世田谷にある「武蔵野大学附属産後ケアセンター」を訪問。産後の心身ともに不安定な時期に、母子ショートステイや母子デイケアを実施し、育児不安の解消や児童虐待の予防をめざす画期的な施設です。授乳の仕方などの育児指導や、母親の心身のケア、臨床心理士のカウンセリングも受けることができます。現在、このような施設は少なく、世田谷は大変恵まれていると思いますが、助産院などを活用して、このような機能を果たせる機関を作っていくことの必要性を痛感しました。
(以下、2013.10.24付 公明新聞より引用)
【産後の母親をサポート/党推進本部 国内初のケア施設視察/東京・世田谷区】
公明党次世代育成支援推進本部の古屋範子本部長(衆院議員)らは23日、東京都世田谷区の武蔵野大学付属「産後ケアセンター桜新町」を訪れ、萩原玲子センター長から同施設の取り組みについて聞いた。
輿水恵一衆院議員、竹谷とし子参院議員らが参加した。
この施設では生後4カ月未満の乳児を持つ母親のうち、育児に不安を抱える人などを対象に、助産師と保育士が24時間体制で心と体の両面から支援する。世田谷区と武蔵野大学が2008年3月に日本で初めて開設したもので、宿泊と日帰りのプランがあり、世田谷区民は区から9割の補助を受けられる。
萩原センター長は、出産後の生活の変化で精神的に不安定になる母親がいることに触れ、「お母さんが元気でなければ育児はできない」と強調。一方で施設経営の問題点として、施設の法的根拠が未整備だと指摘した。
古屋本部長は「切れ目ない母親支援のモデルだ。この機能を各自治体でも実現できるように取り組みたい」と述べた。