ブラッドパッチ診療 今後の課題

認定NPO法人脳脊髄液減少症患者・家族支援協会の方々とともに、遠山清彦財務副大臣に、自賠責保険料(自動車安全特別会計)で脳脊髄液減少症・自動車事故患者救済を求める要望書を提出、また稲津久厚生労働副大臣に同症に有効なブラッドパッチ療法の診療報酬引き上げなどを要望しました。古屋範子は2003年、中井代表理事から同症の治療法であるブラッドパッチ療法のことを伺い、2016年保険適用を実現しました。残された課題を解決するためにも、更に力を尽くしたいと思います。

(以下、2020.6.17付 公明新聞より引用)

【ブラッドパッチ 診療報酬アップを/自動車事故救済の財源確保も/稲津、遠山副大臣に脳脊髄液減少症患者会】

稲津久厚生労働副大臣(公明党)は16日、厚労省で認定NPO法人脳脊髄液減少症患者・家族支援協会の中井宏代表理事から、同症に有効なブラッドパッチ療法の診療報酬引き上げなどを求める要望を受けた。公明党同症対策プロジェクトチームの山本博司座長(参院議員)らが同席した。

 同症は、交通事故などによる体への衝撃で脳と脊髄を覆う硬膜に穴が開き、髄液が漏れて頭痛や目まいなどの症状が現れる病気。

 中井氏は、患者自身の血液で穴をふさぐブラッドパッチ療法について「現状の診療報酬点数(800点=8000円相当)では患者が増えるほど赤字になる」と訴えた。また、診療報酬の算定要件見直しや拠点病院の設置を求めた。稲津厚労副大臣は、データや専門家の意見などを踏まえた検討が必要だと述べた上で「丁寧に対応したい」と答えた。

 これに先立ち、同協会は財務省で遠山清彦財務副大臣(公明党)に対し、同症患者などの自動車事故被害者救済に関する要望書を提出。自動車損害賠償責任保険(自賠責)の保険料を計上した特別会計による国土交通省の救済事業の拡充に向け、同特別会計から国の一般会計に繰り入れられている約6000億円の早期繰り戻しを要請した。

 遠山財務副大臣は「できる限り毎年の予算編成で戻す努力をする」と応じた。

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