児童によるいじめ防止活動

党いじめ問題PTで、足立区立辰沼小学校(仲野繁校長)を訪問し、児童によるいじめ防止活動「辰沼キッズレスキュー(T・K・R)」を視察しました。平成24年10月に23名でスタートし、現在では213名がこの隊員として活動をしています。学年を超えて班を作り、旗を持ち、はちまきをして、休み時間にパトロールをしています。「いじめをしない、させない、許さない児童集団」がT・K・Rです。仲野校長より、いじめの定義は難しく、感じ方はそれぞれ違うので現場の事情は複雑である。子どもの環境をいじめが起きにくいものに変えていくためにT・K・Rを作ったというお話を伺いました。児童の心に「いじめはいけない行為」という概念が育ったのではないか。たとえ、トラブルが発生しても、顕在化するので、早めに手が打てるようになったとも語っていらっしゃいました。

(以下、2013.2.23付 公明新聞より引用)

【いじめ防止 子ども主体で/党文科部会など 辰沼小の取り組み視察/東京・足立区】

公明党文部科学部会(浮島智子部会長=衆院議員)などは22日、東京都足立区立辰沼小学校(仲野繁校長、児童数466人)を訪れ、児童主体のいじめ防止活動「辰沼キッズレスキュー(T・K・R)」を視察した。
 この防止活動は、子どもたちの心に「いじめはいけない行為」との意識を育て、いじめが起きにくい環境をつくるため、仲野校長が発案。2012年10月に発足し、隊員数23人で活動を開始した。
 主な活動内容はパトロール。当番の隊員は中休みに鉢巻きや腕章を着けて「いじめをしない、させない、許さない」と呼び掛けながら校内や校庭をパトロールする。入隊は強制ではなく、いじめ撲滅の隊規と活動が書かれた入隊申込書に賛同した人のみだが、隊員数は2月15日現在、全校児童の半数近くの213人にまで広がりを見せている。仲野校長は「いじめ問題は被害者、加害者が入り交じっている。遠回りだが子どもたちの心にいじめは許さないという意識をつくることが大事だ」と訴えた。
 視察後、浮島部会長は「子どもたち一人一人が人権を意識できるようになるためにも、子どもたちが主体となった活動をしていくことは重要だと感じた」と語った。

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