新任党幹部に聞く(公明新聞 2010年10月7日付)

古屋範子女性委員長

古屋範子 女性委員長
生活密着で政策を推進
統一選勝利へ 女性パワーを発揮

――新任の抱負を。

古屋範子女性委員長 各地で激戦が予想される来年の統一地方選を半年後に控え、党女性委員長の任命を受けました。責任の重さを痛感しています。全国の女性議員の先頭に立って誰よりも現場を歩き、多くの方の声に耳を傾けて、政策立案に生かすべく力を尽くす決意です。

――公明党には約900人の女性議員がいます。

古屋 一人一人が誠実に、地道に地域・生活に深く根を下ろし、女性ならではの視点で粘り強く、政策実現に取り組んでいます。

DV防止法やストーカー規制法など、女性の安全、人権を守るための法整備を進め、どの党よりも女性政策に力を入れてきたのが公明党です。また、女性委が2008年に策定した政策提言、女性の一生を支援する「女性サポートプラン」も、女性特有のがん対策や、女性専門外来の整備・拡充など、着実に前進しています。

こうした“女性発”のテーマで、さらに生活に密着した政策提言、実績づくりを着実に進めていきます。

――女性委として力を入れたい課題は。

古屋 これまでも取り組んできたテーマですが、子宮頸がんや乳がん対策、心の健康など、女性の健康づくりを一層、推進したい。また、保育所の整備や放課後児童対策の充実など、子育て支援にもさらに力を入れていきます。

一方、国としてはヒブワクチンや小児用肺炎球菌ワクチンなどの定期接種に向け取り組んでいますが、地方自治体では公明党の女性議員が中心になって、自治体での公費助成が進んでいます。子どもの命を守るために、一日も早く全額公費で定期接種が行えるよう全力で頑張ります。

さらに働く女性への支援も重要です。仕事と生活の調和を図り、働きながら子育てができる社会の実現にも取り組みます。

――全国の女性議員にメッセージを。

古屋 時代の風を感じ取って、たくましく、困難な時代を切り開いていくためには、女性の力は不可欠です。女性があらゆる分野で生き生きと活躍できる国づくりに、一丸となって取り組んでいきます。

また街頭演説を活発に実施し、訪問対話運動にも力を入れたいと思います。来年の統一地方選は“女性のパワー”で勝ち抜きましょう。

【略歴】 党女性局長、総務大臣政務官など歴任。党神奈川県本部副代表。早稲田大学卒。衆院当選3回。54歳。

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