東京都赤十字血液センター臍帯血バンクを視察

党さい帯血法整備推進プロジェクトチーム(山本香苗座長・参院議員)で「東京都赤十字血液センター臍帯血バンク」を視察しました。ここは、東京と神奈川の産科で採取した臍帯血を-197度で保存し、医療機関へ提供しています。液体窒素で冷凍保存している設備をあけて見せて頂きました。各地の臍帯血バンクが赤字経営に陥っている現状に、集約の議論も起きてきています。公明党がバンクの設立を推進してきた経緯も踏まえ、今後の安定経営にむけ、活発な意見交換をしました。

(以下、2011.7.2付 公明新聞より引用)

【安定運営へ課題/調査東京さい帯血バンクを視察/党PT】

公明党さい帯血法整備推進プロジェクトチーム(PT、山本香苗座長=参院議員)は1日、「東京都赤十字血液センター臍帯血バンク」(東京・江東区)を訪れ、さい帯血の保存施設などを視察し、バンクの関係者と意見交換した。松あきら副代表らが参加した。
 同バンクは都内の産科で採取されたさい帯血を受け入れ、検査を経て液体窒素でマイナス196度で冷凍保存し、医療機関に提供している。血液センターの高梨美乃子製剤部長によると、同バンクでは年間1200個のさい帯血を受け入れ、そのうち400〜450個を保存。「その中の約400個が、日本さい帯血バンクネットワークのデータベースに登録・公開される」という。
 意見交換で高梨部長は、各地のバンクが赤字経営に陥っていることから、集約化も含めた検討がなされていることに触れ、「集約化されれば赤字も集約される。そこをしっかり検討してほしい」と要望した。
 松副代表は、公明党がさい帯血の保険適用やバンク設立に貢献してきたことを紹介。山本座長も「さい帯血の品質、管理、安全性の面からも法整備は必要だ。安定的な運営をめざし、党内でも議論していく」と述べた。

Follow me!