母乳バンクの取り組みを視察

早産などで小さく生まれた赤ちゃんが病気にかかるのを防ぐため、寄付された母乳「ドナーミルク」を医療機関に提供する拠点「母乳バンク」を視察し、関係者と意見交換しました。

(以下、2020.9.29付 公明新聞より引用)

【“寄付の母乳”で命つなぐ/党女性委、都内のバンクを視察】

公明党女性委員会(委員長=古屋範子副代表)は28日、都内で、早産などで小さく生まれた赤ちゃんが病気にかかるのを防ぐため、寄付された母乳「ドナーミルク」を医療機関に提供する拠点「母乳バンク」を視察し、関係者と意見交換した。古屋委員長と竹谷とし子女性局長、伊藤孝江副委員長(ともに参院議員)、堀田弥生中央区議、竹平智春江戸川区議が参加した。

 古屋委員長らは、ドナーミルクとなる母乳を62・5度のお湯で30分間かけて低温殺菌する作業などを視察した。

 日本母乳バンク協会の水野克己代表理事(小児科医)は、1500グラム未満で生まれた赤ちゃんについて、腸の一部が壊死する「壊死性腸炎」などにかかるリスクが高く、栄養を与える場合に「牛由来の粉ミルクだと腸管の炎症を引き起こしかねない」と指摘。小さく生まれた赤ちゃんは、腸が未発達で母乳が適していると訴えた。

 ただ、「母親は早産により乳腺の発達が止まるなど、自身の母乳を得られないことがある」として、ドナーミルクの必要性を強調した。

 古屋委員長は、ドナーミルクの周知と運営基盤の強化を後押しすると述べた。

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