潘基文国連事務総長との会談に

国連防災会議で来日している、潘基文国連事務総長と山口代表との会談に同席をさせて頂きました。事務総長からは、人道支援、PKO、エボラ出血熱対策などに関して深い謝意を述べられ、更なる国連への貢献に、与党である公明党への期待を寄せられました。女性の人権、国連防災会議、気候変動、NPT、日中関係、エネルギー問題などにも話題が及びました。

(以下、2015.3.17付 公明新聞より引用)

【防災、気候変動で連携/山口代表、潘国連事務総長と会談】

『人間の安全保障さらに/山口代表』
 『平和、国際貢献に感謝/事務総長』
 公明党の山口那津男代表は16日午後、東京都新宿区の公明会館で、仙台市で開催中の国連防災世界会議に合わせて来日している国連の潘基文事務総長の表敬を受け、約40分間会談した。
 冒頭、山口代表は、潘事務総長の同会議出席に心からの感謝を伝えた上で、阪神・淡路大震災や東日本大震災での日本の経験に触れ、「復興の姿を見届け、国際社会のために役立ててほしい」とあいさつ。今年が戦後70年、国連創設70年の節目であり、「安全保障や気候変動、開発に対する国連の役割への期待は大変に大きい」と述べ、日本の協力を約束した。
 潘事務総長は、「日本は国連の最も重要なメンバー」とし、国際社会における日本の貢献に謝意を表明。今年が持続可能な開発目標の今後の枠組みや、気候変動に関する普遍的な合意を形成する上で重要な1年になると指摘した。
 2015年以降の国際社会の開発目標となる「ポスト・ミレニアム開発目標」策定に関し山口代表は、「人間の安全保障」の理念に基づく必要性を主張。実行に向けては、新興国や民間団体、市民を巻き込み、「実効的な体制を整えることが大切」と訴えた。
 これに対し潘事務総長は、「日本は人間の安全保障のチャンピオン」と評価し、エボラ出血熱への対応や、南スーダンでの国連平和維持活動(PKO)を通じた人道支援に謝意を表明。日本が国連への世界第2位の財政支援国である点も踏まえ、「引き続き政治的な支持とリーダーシップをお願いする」と要請した。
 山口代表は日本のPKOが20年の経験を持つことに言及し、「今後も一層、効果的な平和維持活動や人道貢献活動に役立つよう努力したい」と強調。今年8月に広島で開かれる国連軍縮会議にも触れ、「核兵器の非人道性を踏まえた深い議論がなされると期待している」と語った。
 潘事務総長は、地雷除去やクラスター弾禁止条約の推進における公明党の取り組みに感謝を表明。北東アジアの安定に向けたリーダーシップにも期待を寄せた。山口代表は、日中関係の改善に向け、自公幹事長らが23日から中国を訪問することを伝えた。
 会談には公明党から、井上義久幹事長、古屋範子副代表、斉藤鉄夫幹事長代行、佐藤茂樹政務調査会長代理、上田勇国際委員長、遠山清彦国際局長が同席した。

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