造血幹細胞移植の視察

党造血幹細胞移植推進プロジェクトチーム(山本香苗座長・参院議員)で、名古屋第一赤十字病院へ。造血幹細胞移植推進法施行後、拠点病院の現状と課題を、宮村耕一造血細胞移植センター長等よりヒアリングしました。ここでは、造血肝移植医療人材の育成、移植後長期フォローアップ外来、地域連携など着実に実施されています。特に、移植後の健康、生活支援のための移植患者生涯手帳が重要です。統一化が課題となっています。これは、小児がんや難病患者にも参考になると感じました。まず、来年度概算要求に反映させていきたいと思います。

(以下、2014.7.29付 公明新聞より引用)

【造血幹細胞「移植後」も支援/名古屋市で党PT 患者手帳の統一必要】

公明党の造血幹細胞移植推進プロジェクトチーム(PT、山本香苗座長=参院議員)は29日、厚生労働省が「造血幹細胞移植推進拠点病院」に選定した名古屋第一赤十字病院(名古屋市中村区)を視察し、血液内科部長の宮村耕一副院長らと移植後の患者支援のあり方などについて意見交換した。
 造血幹細胞移植は、白血病や再生不良性貧血などの患者に対して、提供者の造血幹細胞を移植することで、正常な血液をつくることができるようにする治療方法。
 同拠点病院は、患者の病気の種類や病状に応じて3種類の移植法(骨髄、末梢血幹細胞、さい帯血)のうち、適切な移植法を実施できる体制を確保した病院で、造血幹細胞移植に関する人材育成や診療支援などを行っており、全国3施設が選定されている。
 名古屋第一赤十字病院では2011年2月から、自身の移植に関する記録などを記した「造血細胞移植健康手帳」(患者手帳)を発行。長期の健康管理をサポートしたり、移植後に注意すべき合併症についての説明やチェック項目などを記載している。
 宮村副院長は、患者が移植後も生涯にわたって有効に同手帳を利用してもらうためには、同様の試みを行っているグループや学会と共に取り組む必要があると説明。
 すでに関係者の間で手帳の統一化は必要だとの方針を確認しているとした上で、「公的な働き掛けがあれば、統一化に向けた広がりは早いのでは」と支援を求めた。
 山本座長は「患者にとっては移植後が大事だ。患者の生活の質を確保するために、しっかり取り組みたい」と述べた。

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