(公明ロボのなっとく!ゼミ)ネットワークの力(公明新聞 2015年4月5日付)

答える人
公明党副代表(衆院議員) 古屋範子さん

統一地方選前半戦の道府県・政令市議選は、12日(日)の投票日まで残り1週間。地域の未来を安心して託せるのは、国会議員と地方議員が固く団結し、現場の声を政策として実現してきた公明党しかありません。他党にない公明党の持ち味である“ネットワークの力”について、古屋範子党副代表(衆院議員)に聞きました。
 『国と地方の公明議員の連携プレーが一般紙に/女性』
 『高齢者虐待問題にいち早く光を当て法整備をリード/古屋』
 女性 先日の一般紙に、2005年の高齢者虐待防止法の成立は、この問題にいち早く光を当てた公明党がリードしたと紹介されていたわ。
 古屋 この法律は高齢者への虐待を発見した人に市町村への通報を義務付けるとともに、市町村に立ち入り調査を認め、養護者への相談や助言を行うことを定めています。
 ロボ きっかけは03年12月、埼玉県議会で公明党の久保田厚子議員(当時)が行った初質問でした。
 古屋 久保田さんは地域を回り、現場の声に耳を傾ける中で、問題の深刻さを実感していました。そこで県に対策を迫ったところ、その実態が明らかになったのです。
 一方、公明党として、同年10月発表の衆院選マニフェストで、同法の制定を提唱していました。この選挙で初当選した私も、久保田さんから直接、話を聞き、法整備の必要性を強く感じました。
 女性 その後は?
 古屋 翌04年3月、党内にワーキングチームを設置し、私が座長に就任しました。関係団体への視察や専門家からのヒアリングを重ね、他党に先駆けて法律の要綱案を作成。これを基に自民、公明の与党両党のプロジェクトチームを05年3月に立ち上げ、さらに野党にも協力を呼び掛け、同年11月の法律成立へとこぎ着けることができたのです。
 その一般紙の記者は「こんなエピソードは他党にはない」と、公明党の連携プレーに大変驚いていました。
 『妊婦健診の公費助成や学校耐震化も実績です/ロボ』
 『一人の声を政治に反映できる実行力があります/古屋』
 ロボ 妊婦健診の公費助成も公明党らしい実績ですね。
 古屋 安全に出産するためには、妊婦健診の回数は14回程度が望ましいとされています。しかし、健診費用は1人当たり1回で数千円から1万数千円掛かるため、多くの妊婦にとって経済的な負担になっていました。
 公明党は母子の生命を守るため、公費助成の拡大に取り組みました。国は、07年度予算で必要な財源を大幅に確保。この年は、今回と同じように統一地方選があり、各地の地方議員が拡充を政策に掲げ、粘り強く訴えました。拡大の流れは全国の自治体に広がり、09年度から14回分の公費助成が実現しました。
 女性 私の娘も公費助成のおかげで、無事に出産することができたのよ。
 古屋 ただし、当時は補正予算ごとに基金事業の延長を繰り返してきたため、財源の不安定さが指摘されていました。
 そこで、公明党の後押しにより、13年度から晴れて恒久的な制度となりました。現在では、全ての市区町村で14回分以上の公費助成が実施されています。
 ロボ 公立小・中学校の耐震化も進んでいます。
 古屋 子どもたちの安全を守るため、公明党は耐震化率の向上を一貫してリードしてきました。
 08年6月、自治体の耐震化事業を支援する法律改正を受け、各地の地方議員も耐震化率の引き上げを訴えました。02年にわずか44・5%だった耐震化率が、15年度予算を執行すると、ほぼ100%を達成します。
 一人の声を大切にして、政治に反映できる実行力を持つのは、ネットワーク政党・公明党だけです。公明党が勝てば政策は大きく進みます。統一選の完全勝利へ一丸で取り組みます。

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