新春てい談 女性が党勢拡大の先頭に!(公明新聞 2012年1月1日付)

副代表・参院議員 松あきら
女性委員長・衆院議員 古屋範子
女性局長・参院議員 山本香苗

女性の声を、もっと政治に反映させていかなくては 山本
困っている人に寄り添い、守っていくのが「立党精神」 松
膝詰めの対話の中から本当の思いを聞くことができる 古屋

新春てい談では、松あきら副代表、古屋範子女性委員長、山本香苗女性局長が、「女性が党勢拡大の先頭に!」をテーマに、次の戦いの勝利に向けて大いに語り合いました。

一同 明けましておめでとうございます。

松副代表 今年から2014年にかけ、党にとって大きな佳節となる「三つの50周年」を迎えます。

古屋女性委員長 「公明新聞創刊」(1962年4月2日)、「立党精神の宣言」(同9月13日)、「公明党結成」(64年11月17日)の三つですね。

山本女性局長 しかも、「三つの50周年」の間に、いつあってもおかしくない次期衆院選をはじめ、13年には東京都議選、参院選が控えています。

松 どれも絶対に負けられない戦いばかりです。かつてない党勢拡大の上げ潮の中で「三つの50周年」を迎えていかなくてはなりません。

古屋 党勢拡大へ、昨年11月の全国県代表協議会で、(1)大訪問対話運動(2)街頭演説大運動(3)公約実現、地域の実績づくり(4)公明新聞の大拡大運動―の四つの運動が掲げられました。

山本 公明党の女性議員は、党所属議員の3割に当たる約900人に上ります。これまでも女性議員は女性党員の皆さまと、何事にも率先して全力で取り組んできました。今年もその気概で頑張っていきたいと思います。

松 創刊50周年を迎える公明新聞の購読拡大は、党勢拡大の大きな柱です。

愛知・江南市議会の古田議員をはじめ全国各地で女性議員が購読拡大の先頭に立って頑張っています。

古屋 女性議員や党員が中心となって行っている女性街頭演説会も年々活発になってきています。

鹿児島県本部や愛知県本部をはじめ、各地の女性局が継続的に街頭演説会を実施して、地域に公明党の実績をアピールしています。

山本 青森県本部の女性議員は3人、石川県本部は5人です。こうした地域でも寒風の中、女性街頭演説会を積極的に開催しています。

直接、有権者と触れ合いながら、実績や政策を訴えることができる街頭演説会にますます力を入れていきたいと思います。

松 「大訪問対話運動」ですが、対話は私たち女性の最も得意とするところですね。女性議員だと、訪問しても、話しやすい、気軽に相談できるといった声をよく聞きます。

古屋 膝詰めの対話の中から本当の思いを聞くことができます。国民病といわれるアレルギー疾患対策も、子どものアトピー性皮膚炎に悩む母親が公明党の議員に相談したことがきっかけでした。

昨年は、アナフィラキシーショックの症状を和らげる自己注射薬「エピペン」に保険が適用され、反響を呼びました。

山本 子宮頸がんのワクチン接種や無料検診も、地方議員を通じて松副代表に相談した一人の医師の訴えから始まったものでしたね。

今では子宮頸がんに、ヒブワクチンと小児用肺炎球菌ワクチンを加えた3ワクチンの公費助成は、ほぼ全ての自治体で実施されています。

松 これらも公明党の頑張りで継続される道が開けました。また、乳がん・子宮頸がん検診無料クーポンにより、受診率が大幅に上昇したことから、厚生労働省は、11年度から女性とともに男性も対象にした大腸がん無料検診を始めました。40歳から60歳まで5歳刻みの年齢に達した人が対象で、全国で840万人もいます。

胃がんなどにも、ぜひ広げていきたいと思っています。

古屋 赤ちゃんの難病に胆道閉鎖症があります。早期発見が重要です。便の色で発見できることから、お母さんが赤ちゃんの便の色を識別できる「便色調カラーカード」が12年度から母子手帳に盛り込まれることになりました。

山本 女性は介護や子育ての経験から、子どもや高齢者の視点も持っています。また、地域のことをよく知っています。こうした女性の声をもっと政治に反映していかなければなりません。

古屋 本当にそうです。東日本大震災では、公明党の議員は、自分も被災者なのに、真っ先に被災者のところに飛び込んでいきました。避難所では、女性から、着替える場所がない、トイレも男性と一緒で使いづらいといった声が多く寄せられました。

松 こうしたことは、阪神・淡路大震災でも指摘されていたことです。災害の時に女性や高齢者、障がい者を支援する仕組みになっていません。これは、地域の防災計画に女性の声が反映されていないからです。こうした実態を見直すため党内に女性防災会議を設置しました。

山本 昨年、18都府県640市区町村(被災3県を除く)で「女性の視点からの防災行政総点検」を実施しました。その結果、地域防災計画を策定する地方防災会議に女性委員が一人も登用されていない自治体が44.2%に上ることが明らかになりました。

女性議員がいない自治体でも、男性議員がこの結果をもとに積極的に議会質問に取り組んでくれています。

松 困っている人に寄り添い、守り、その声を政治に反映させていくことが「大衆とともに語り、大衆とともに戦い、大衆の中に死んでいく」との立党精神だと思います。

古屋 党勢拡大の原動力は女性議員、女性党員です。公明新聞の購読拡大、女性街頭演説会の積極的な開催にさらに力を入れていきましょう。

松 女性が党勢拡大の先頭に立っていきましょう!

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