第162回国会 衆議院 厚生労働委員会 第28号
○鴨下委員長 これより採決に入ります。
内閣提出、参議院送付、独立行政法人年金・健康保険福祉施設整理機構法案について採決いたします。
本案に賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○鴨下委員長 起立多数。よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
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○鴨下委員長 この際、本案に対し、大村秀章君外二名から、自由民主党、民主党・無所属クラブ、公明党の三派共同提案による附帯決議を付すべしとの動議が提出されています。
提出者より趣旨の説明を聴取いたします。古屋範子君。
○古屋(範)委員 私は、自由民主党、民主党・無所属クラブ及び公明党を代表いたしまして、本動議について御説明申し上げます。
案文を朗読して説明にかえさせていただきます。
独立行政法人年金・健康保険福祉施設整理機構法案に対する附帯決議(案)
政府は、本法の施行に当たり、次の事項について、適切な措置を講ずるべきである。
一 政府は、厚生年金病院の整理合理化計画については、地域の医療体制を損なうことのないように、十分な検証をした上で策定すること。
二 政府は、終身利用型老人ホームの譲渡に当たっては、設置時の趣旨及び終身利用という事情を踏まえ、適切な結論を得ること。また、独立行政法人年金・健康保険福祉施設整理機構(以下「機構」という。)は、老人ホームを譲渡又は廃止するに当たっては、入居者の新たな生活の場を確保するよう十分配慮すること。
三 機構は、各種施設の売却に当たっては、地元自治体とも事前に相談すること。
四 施設譲渡又は廃止に当たっては、施設に従事する者の雇用に十分配慮すること。
以上であります。
何とぞ委員各位の御賛同をお願いいたします。(拍手)
○鴨下委員長 以上で趣旨の説明は終わりました。
採決いたします。
本動議に賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○鴨下委員長 起立総員。よって、本案に対し附帯決議を付すことに決しました。
この際、尾辻厚生労働大臣から発言を求められておりますので、これを許します。尾辻厚生労働大臣。
○尾辻国務大臣 ただいま御決議のありました本法案に対する附帯決議につきましては、その趣旨を十分尊重いたしまして、努力してまいる所存でございます。(拍手)
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○鴨下委員長 お諮りいたします。
ただいま議決いたしました本案に関する委員会報告書の作成につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○鴨下委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。