(ウイメンズなう)安心の暮らし、共生社会構築へ 古屋範子委員長に聞く(公明新聞 2018年10月16日付)

防災・減災、人づくりに注力

公明党は9月30日に全国大会を開き、新時代を切り開く決意で出発しました。同日に再任された古屋範子・党女性委員長から今後の取り組みなどについて聞きました。

 ――改めて党女性委員長としての抱負を。

 古屋 来年は統一地方選と参院選を迎える大きな政治決戦の年。この時を前に党女性委員長として再任をいただき、大変に身の引き締まる思いです。全国900人超の女性議員がネットワークの力を高め、課題解決に取り組むことが勝利のカギになるとの思いで、大きな運動のうねりを起こしてまいります。

 ――今後、取り組むべき重要政策は。

 古屋 さまざまな課題がありますが、人と地域が輝き、安心して暮らせる共生社会をつくるために女性の視点を生かすことを基本としていきたい。近年、豪雨、地震、台風などの災害が多発しています。インフラの整備、改修などハード面の対策が重要であることは言うまでもありませんが、地域においては、きめ細かな防災・減災対策が必要です。

 一つの自治体の中でも、山、河川、海岸に近いなどの条件で対策は違ってきます。また、住民一人一人が意識を高め、避難など具体的な行動を決めておくことも必要でしょう。国、地域、個人における総合的な対策を進める上で、女性のきめ細かな視点をより生かしていきたいと思います。

 ――公明党は女性の活躍にも力を入れてきました。

 古屋 人づくりが国の重要課題となる中、女性の力を引き出すリカレント教育の充実を図りたい。生涯にわたる教育で能力を開花させていくことが、少子高齢社会を乗り越える最大のポイントだと思っています。

 ――公明新聞を積極的に拡大している女性議員が多くいます。

 古屋 公明新聞の拡大は簡単なことではありませんが、新聞を読んでもらいたいとの一心で広げた交流の中から、公明党の強い味方が生まれた経験があります。全てが財産になるとの思いで果敢に挑戦してまいりたいと思います。

 最後になりますが、ツイッターなどで毎日、全国の女性議員の活動を拝見し、私自身も頑張ろうと触発されています。皆さまのお役に立てる自分でありたいと改めて決意しています。

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