コール・リコール 池田市の取り組みを学ぶ
古屋範子が本部長を務める党がん対策本部で、大阪府池田市を訪問。同市のがん検診の受診再勧奨=コール・リコールの取り組みを学びました。平成23年度から、子宮頸がん、乳がん、大腸がん検診の無料検診クーポンを配布した未受診者へ「無料クーポン券の期限が迫っています」という、再受診勧奨のお知らせをしており、結果、受診率は、クーポン効果で約20%、コール・リコールで約8%受診率がアップしています。がん検診受診率の向上には、クーポン、コール・リコール、両方効果があり、どちらも必要だと思いました。補正予算で獲得した、「女性のがん対策予算」。池田市のコール・リコールの取り組みを参考に、全国で実施していけるよう頑張りたいと思います。
(以下、2014.1.22付 公明新聞より引用)
【受診率アップに効果/党推進本部 がん検診勧奨事業を視察/大阪・池田市】
公明党のがん対策推進本部の古屋範子本部長(衆院議員)は21日、がん検診率向上への課題を探るため、大阪府池田市の保健福祉総合センターを訪れ、同市が実施しているがん検診の受診勧奨事業(コール・リコール)について意見交換した。山本香苗参院議員、伊佐進一、樋口尚也の両衆院議員、内海久子府議、木ノ平恵子市議らが同行した。
コール・リコールとは、乳がんや子宮頸がんなどの検診無料クーポン券を受け取った人のうち、受診をしていない人を対象に、電話や郵便などで再度受診を呼び掛けるもの。
同市では、2008年度の受診率が1割程度にとどまり、無料クーポンの配布が始まった09年度と10年度に、郵便によるコール・リコールの検証実験を実施。その結果、受診率は、クーポン券を配っただけのグループで約31%にアップ。クーポン配布に加え受診勧奨を行ったグループでは約40%に跳ね上がった。こうした効果を踏まえ、同市は11年度からコール・リコールを全面的に導入した。
席上、市関係者は(1)クーポン券をもらっても忙しくて行きそびれているケースが多い(2)受診者へのアンケートで市の勧奨案内を見て検診を思い出した人が46・2%に上った――と強調。一方、公明議員がコール・リコールの手法として「電話を使った方が効果が高いという報告がある」と指摘したのに対し、市側は「対象者の電話番号の把握が難しい」として課題も挙げた。
視察後、古屋さんは通常国会での審議などを通し、「コール・リコールを全国に普及させていきたい」と語った。