女性委員会で国分寺にある施設「ゆずりは」へ
社会的養護のもとに育った子どもたちのアフターケア相談所「ゆずりは」を訪問しました。ここは、設立から7年目で、延べ2万件以上の相談が寄せられています。高橋所長から、養護施設や里親家庭を巣立った子どもが困難に直面した時の伴走型支援や、ここで行っている活動の内容を伺いました。そして、安定的な財政基盤の拡充など、運営の課題も頂きました。
(以下、2018.1.5付 公明新聞より引用)
【巣立った子ども支える/養護施設退所後の相談所を訪れ実情聞く/東京・国分寺市で党女性委】
公明党の古屋範子女性委員長(副代表)と竹谷とし子女性局長(参院議員)は4日、東京都国分寺市を訪れ、児童養護施設などを退所した子どもへのアフターケアを行う相談所「ゆずりは」(高橋亜美所長)で実情を聞いた。松葉多美子都議、国分寺市議が同行した。
同相談所は、施設退所者や関係者から、年間延べ2万3000件以上の相談を受け、生活保護申請や住宅賃貸契約の同行など、個々の状況に応じた伴走型支援に取り組んでいる。
席上、高橋所長は、施設を巣立った後の子どもたちについて、幼少期の虐待などのトラウマを抱え、支えてくれる家族もいないなどの理由で、自立が困難なケースが少なくない実情を指摘し「安心して生活できるように支援しなければならない」と強調。支援の取り組みを財政的にもサポートしていく必要性を訴えた。