理化学研究所 若手研究者と意見交換
和光市にある「理化学研究所」を視察。理化学研究所の概要を伺い、若手研究者と懇談しました。任期制の雇用形態の割合が多い現状や女性研究者への支援などについて意見交換をしました。
(以下、2019.1.22付 公明新聞より引用)
【雇用不安定で将来心配/若手研究者から現状聞く/斉藤幹事長ら理研を訪問】
公明党科学技術委員会顧問の斉藤鉄夫幹事長は21日、埼玉県和光市にある国立研究開発法人・理化学研究所(理研)本部を訪れ、若手研究者と懇談し、研究環境や処遇などについて聞いた。科学技術分野における日本の研究力が低下しているとの懸念を念頭に行ったもの。古屋範子副代表と三浦信祐参院議員が同行した。
この中で研究者の一人は、日本の若手研究者を取り巻く現状について「博士課程を修了して大学や研究機関に就職しても任期付きの雇用が多く、将来が不安で研究に専念できない」と述べ、研究を志す若者が減っている現状を指摘。女性の研究者は「周囲の理解が、いまだに低く、今後、出産、子育てをしながら研究を続けていく自信がない」と訴えた。
斉藤幹事長は、「若い人が安心して研究者を志望できる環境づくりに注力する」と語った。
一行はこのほか、113番元素「ニホニウム」を発見した加速器など、研究所の最先端施設も視察した。