「HUG」避難所運営ゲームを体験
古屋範子が委員長を務める党女性委員会の女性防災会議(松あきら議長・参院議員)で静岡市にある「静岡県地震防災センター」を訪問。静岡県で開発した「避難所運営ゲーム(HUG)」を体験しました。災害時、避難所へは多くの人が殺到します。避難者の受け入れ、避難者の配置、要援護者・妊婦・子どもへの配慮、トイレや支援物資への対応などを話し合いながら、避難所に見立てた平面図に、どれだけ適切に配置できるかを模擬体験するものです。通路を確保し、居住地域を基本にしながら、避難者のカードを配置していきました。参加議員は真剣に、汗をかきながらの白熱したゲームとなりました。実際はもっと大変な状況となるでしょう。地域の防災関係者、学校職員、議員もHUGを体験しておくべきだと感じました。
(以下、2011.9.21付 公明新聞より引用)
【避難所運営を模擬体験/静岡の地震防災センター視察/党女性防災会議】
公明党の女性防災会議(松あきら議長=参院議員)は20日、静岡県地震防災センター(静岡市)を訪れ、災害時に被災者が集まる避難所の運営を模擬体験する「HUG」に取り組んだ。
松議長をはじめ、古屋範子女性委員長、高木美智代の両衆院議員、山本香苗参院議員(いずれも副議長)、地元議員らが参加した。
静岡県が2007年に開発した「HUG」(H=避難所、U=運営、G=ゲーム)は、避難所を運営する主体者となり、災害発生の初期段階で実際に想定される事態に対応していくもの。
参加者は、避難者の年齢や性別、それぞれ抱える事情が書かれたカードを、体育館や教室に見立てた平面図に配置していく。
例えば、「妊娠している」「ペットを連れて来た」「障がいがある」等のケースがあり、参加者は「入り口近くがいいのでは」「コミュニティーを維持すべき」などと意見を出し合い、対応を決定。避難所内の通路の確保や救援物資の保管場所、仮設トイレの配置、取材への対応に至るまで多くの課題に対処し、避難所運営を学んだ。
その後、一行は東海地震の被害想定を基に作成された津波の映像コーナーや、震度6強を疑似体験できる施設などを見て回った。
松さんは「避難所の運営を疑似体験できるHUGは、非常に素晴らしいものだと実感した。地域の防災訓練などで取り組んでもらえるよう、全国に広げていきたい」と述べた。