大野裕先生の講演を

古屋範子が委員長を務める党女性委員会の教育・文化プロジェクトチーム(池坊保子座長・衆院議員)で国立神経・精神医療研究センター 大野裕 認知行動療法センター長をお招きし、「子どもの心の悩みと親の関わり方」と題する講演を伺いました。「不安に陥り易い子どもは、過保護になる。ひとり立ちする機会が少なくなる。まず、出来そうなことをやらせて、軽く背中を押してあげる。自分は出来るんだという感覚を実感させていくこと」が大事なのだそうです。「やる気は行動から出てくる」「こうだと決め付けない、しなやかな考え方」についても、ご自身の体験を交えながらわかりやすく教えて下さいました。親は子どもを見守ってあげることが大事だということを、改めて学びました。

(以下、2011.11.24付 公明新聞より引用)

【「心の健康」へ政策推進/党女性委PTが講演会 認知行動療法など学ぶ】

公明党女性委員会(古屋範子委員長=衆院議員)の教育・文化プロジェクトチーム(PT、池坊保子座長=同)は23日午後、東京都新宿区の党本部で、「子どもの心の悩みと親の関わり方」をテーマに講演会を開き、認知行動療法センターの大野裕センター長が講演を行った。古屋女性委員長、池坊座長のほか、首都圏の女性地方議員らが出席した。
 席上、池坊座長は、子どもの心の問題について「子どもが抱える問題は複雑で、(親は)どう対処していいか分からず、とまどったり苦悩したりする」と指摘。「公明党議員は話を伺い、政策に反映する行動力を持っている。一人一人が幸せを甘受できる社会にしていく担い手になっていきたい」と述べた。
 古屋委員長は、認知行動療法の保険適用など、公明党が心の問題に取り組んできたことを報告。うつ病などの課題に対応するため「国民、子どもの心の問題で(心の健康に関する)基本法案をつくり、具体的な政策を大きく前進させていきたい」と表明した。
 講演の中で、大野センター長は、認知行動療法について「認知に視点を置いた気持ち、心のコントロールの方法だ。出来事が気持ちを決めるのではなく、判断、考えがあって出来事の意味を決める」と指摘し、「『どう考えるか』に目を向けて考えていくと、自分の気持ちのコントロールにつながり、子育てにもつながっていく」と強調した。
 また、学校教育の現場で同療法を取り入れている事例を挙げ「(生徒の)考え方に幅が出て、子どもの成長、親との関係も段々よくなってくる。それが生徒同士、親、教師とできれば随分、心のサポートができるのではないか」との考えを示した。 

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