高知の「でいさぁびす はっぴぃ」を訪問

古屋範子が本部長を務める 党認知症施策推進本部で、高知の「でいさぁびす はっぴぃ」を視察しました。若年性認知症と診断された山中しのぶさんが代表を務めており、認知症の人が運営しているデイサービスは日本で始めてとのことです。デイサービスを立ち上げて運営するには、社会保険労務士や司法書士など、専門家の支援が必要であることを痛感するとともに、認知症の人が意思と希望に応じて、社会参加することができる場を作っていく大切さを学びました。そして何より、山中しのぶ代表の前向きな生き方に打たれました。基本法を成立させ、真の地域共生社会を築くモデルとして、ひろげていきたいと思います。

(以下、2023.7.5付 公明新聞より引用)

【認知症の人の社会参加を後押し/当事者設立のデイサービス視察/高知県で党推進本部】

共生社会の実現を推進するための認知症基本法(公明党を含む超党派の議員立法)が6月に成立したことを受け、公明党認知症施策推進本部(本部長=古屋範子副代表)は4日、65歳未満の若年性認知症の当事者が立ち上げたデイサービス「でいさぁびす はっぴぃ」(高知県香南市)を訪れ、同基本法の理念に基づいて認知症の人が社会に参画し、希望を持って暮らせるための施策のあり方を探った。

 同デイサービスは、41歳で若年性認知症と診断された山中しのぶさん(46)によって昨年10月に設立された。認知症の人を含む高齢者ら15人を受け入れ、利用者は有償ボランティアとして、地元企業で洗車やミカンの収穫などに携わっている。

 古屋本部長らは、施設内で山中さんや利用者らと懇談。有償ボランティアを巡って山中さんは、利用者が社会とつながって自分の役割を見つける意義を強調し「介護されるだけでなく、『ありがとう』と言ってもらえる環境が大切になる」と説明した。また、認知症の人の社会参加に向けた事業を設立するには「社会保険労務士など専門職の支援や地域の理解が不可欠。(当事者を支える)組織も必要だ」と話した。

 利用者は、働けることが生きがいだとして「自分から取り組むからこそ、仕事が向いていると思える」「(プレゼントなど)家族のためにお金を使うことがうれしい」などと語っていた。

 この後、一行は市内の自動車販売店で、洗車した車の拭き掃除を利用者が行う様子を視察した。

 視察後、古屋本部長は基本法成立を踏まえ「公明党のネットワークで認知症当事者の声を各地で反映させながら、社会参加を後押しする取り組みを広げたい」と述べた。

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