児童手当法改正案の質疑

衆院 厚生労働委員会で児童手当法改正案の質疑に立ちました。3月のはじめから、民主・自民・公明の実務者で、いわゆる「子ども手当て」の修正協議に入っており、内閣提出法案には「子どものための手当て」と書き込んできましたが、協議の過程で「児童成育手当て」「児童のための手当て」と譲歩を引き出し、それでも、私はあくまでも「児童手当」を主張し、最後の最後で「児童手当」で決着することができました。「修正案に対する見解」「子ども手当て廃止について」「年少扶養控除・配偶者控除廃止についての考え」などについて大臣に質しました。そして、年少扶養控除廃止による地方増収分を予防接種の財源にすべきと主張しました。名実共に民主党マニフェスト総崩れです。

(以下、2012.3.22付 公明新聞より引用)

【「財源見通し甘く混乱」子ども手当で厚労相が陳謝/児童手当法改正案が可決/衆院委で古屋さん】

衆院厚生労働委員会は21日、子ども手当に代わる新たな手当を2012年度に創設するための児童手当法改正案の修正案の採決を行い、民主、自民、公明などの賛成多数で可決した。近く衆院を通過し、参院の審議を経て月内に成立する見通し。
 政府提出法案で「子どものための手当」としていた名称を自公政権時代の「児童手当」に修正。また年少扶養控除の廃止で手取りが減る所得制限世帯(夫婦と子ども2人で年収960万円以上)の子どもには、「当分の間」の措置として子ども1人月5000円を支給する。
 採決に先立つ質疑で公明党の古屋範子さんは、民主党が財源の裏付けがないにもかかわらず、子ども手当を簡単に実現できるかのように説明してきたことは「非常に無責任だった」と指摘した。その上で、子ども手当は、児童手当に国費を上乗せする形で支給されてきたことから「児童手当の拡充以外の何ものでもなかった」として、子ども手当をめぐる民主党政権の迷走を批判した。
 小宮山洋子厚労相は「財源の見通しが甘くて、この2年半、混乱をさせたことは心から申し訳なかった」と陳謝した。

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