女川町立病院など 厚生労働委員会で被災地へ

衆院 厚生労働委員会の委員派遣で宮城県へ向かいました。仙台駅からバスで石巻市などを通り、女川町立病院を訪問。安住女川町長から、町全体の被災状況や今後の復興への課題などを聞きました。

地震当日、高台にあった同病院の病院棟と老健棟の1階が津波で水没。施設内で死亡者4名、CT・MRI・事務機器など損壊、エネルギーセンターの電気・空調・給油説偉損傷など多大な被害を受けました。しかし、4月から、公設民営で地域医療振興協会傘下の医療施設として生まれ変わろうとしていたため、直後から同協会の医師、スタッフのべ1500人が応援に駆けつけ、現在に至っているとのことでした。

町の再建に医療は不可欠な存在です。病院の経営も含め、どう地域の医療を守り、復興させていくか。もともと、医師不足で悩んでいた地域で、広域の医療全体の再構築を見据えて、考えていかなければならないと感じました。

そこから、仙台市泉区の社会福祉法人「愛泉会」特別養護老人ホーム愛泉荘に移動。ここは、津波で被災した「潮音荘」の入所者がこちらに入所しているため、急造のベッドなどを設置し、過密状態での生活が続いています。職員たちも、自ら被災しながらも、懸命の介護を続けており、疲労もピークに達しています。本郷理事長等より、仮設の施設を作るにしても、特養の基準は満たせないし、新規の入所者を受け入れることができないなど、施設の運営上、無理な制約がある。まず、財政的支援、職員の処遇改善の必要性など、強い要望を伺いました。

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